この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
20年以上に渡り、消費者金融業者5社に対して返済を続けていました。退職を機に返済が困難になったため、返済方法を相談しました。
解決への流れ
返済状況からみて、利息制限法に従って引直計算をすれば、多額の過払金が生じていることが予想されたため、債務の任意整理を行うことになりました。各債権者に取引履歴の開示請求を行い、過払金額の計算をしたところ、5社で合計1000万円を超える過払金が生じていることが分かりました。各業者は、過払金に過払い利息(5%)を付して返還することに難色を示したため、訴訟を提起。その結果、各業者と和解・判決に至り、合計1000万円以上の過払金を回収しました。
1000万円以上の過払金を回収できたため、ご相談者様の生活は劇的に改善しました。中古住宅を購入できるほどの資金がご相談者様の手元に残りました。しかし、消費者金融業者から借り入れをしなければ、ご相談者様は、20年以上も、借家暮らしをしながら苦しい生活の中で毎月の返済に頭を悩ませることもなかっただろうと考えられます。担当弁護士としては、失われた20年の代償として1000万円はむしろ少ないと考え、消費者金融業者との訴訟にのぞみました。どの程度の過払金が生じているかは、ご本人様にはわかりにくいものです。完済業者についての過払金の調査や着手金は無料としています。また、借金についての法律相談は、事務所開設当時から、どなたでも相談料無料としています。そのため、無料の法律相談を受けていただき、まずは調査をしてみることをお勧めいたします。借金をしていたことは決して恥ずかしいことではありません。