この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

全財産を依頼者に相続させる旨の遺言について相手方から遺言無効確認請求がされるとともに,相手方から依頼者に対し不正出金を理由とする損害賠償請求訴訟が提起されました。

解決への流れ

当方からも相手方の不正出金を理由とした損害賠償請求訴訟を提起しました。遺言無効確認請求訴訟では,遺言に多少の形式違背があったものの,被相続人の意思を理解することができる旨を主張しました。最終的に遺言は有効であることを前提として,相手方の取り分は遺留分のみ,不正出金は双方追求しない内容での和解が成立しました。当事務所所属の司法書士も関与して未登記建物の処分を行いました。

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村上 文男 弁護士からのコメント

不動産評価等も争点となっており,多くの法的問題が生起した事件でした。