この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
軽微な窃盗事件ではありましたが、何度も窃盗を行っているのとのことで逮捕され、勾留されてしまった依頼者の方に国選弁護人として付きました。この方は知的障がいがありました。このままでは最大20日間勾留されてしまいますが、自宅には介護が必要なご家族がおり、ご家族も困っていました。
解決への流れ
国選弁護人として選任後、本人の話を聞き、自宅に行き、ご家族の体の状況、家の状況などを聞き取り、その場でスマートホンを使い写真を撮るなどして資料を収集し、勾留決定に対する不服申立て(準抗告)を行い、裁判所がこれを認め、釈放となりました。
一度勾留されてしまうとなかなか外に出ることは困難ですが、家族の状況、ご自身の置かれている状況次第では、釈放される可能性はあります。諦めずに活動することの大切さを知らされた事件でした。