この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
夫から妻に対して,別居が継続していること等を理由に離婚訴訟が提起されたところ,妻から夫に対して,①夫の不貞行為を理由とする離婚,②夫が将来受け取る予定の退職金を含めた財産分与及び③慰謝料等を求めて反訴を提起しました。
解決への流れ
不貞関係の慰謝料や退職金等の財産分与の和解金と不動産を獲得しました。
40代 女性
夫から妻に対して,別居が継続していること等を理由に離婚訴訟が提起されたところ,妻から夫に対して,①夫の不貞行為を理由とする離婚,②夫が将来受け取る予定の退職金を含めた財産分与及び③慰謝料等を求めて反訴を提起しました。
不貞関係の慰謝料や退職金等の財産分与の和解金と不動産を獲得しました。
争点は、① 夫に不貞行為が認められるか。② 将来支払われる夫の退職金が,財産分与の対象となるか。夫が不貞行為を否認していたため,どのように不貞行為を立証するかがポイントとなりました。当初,夫の不貞相手と推測されていた女性(A)がいましたが,訴訟中に,Aとは別の女性(B)との不貞関係が発覚し,夫とBとの不貞関係を疑わせるに足りる証拠を入手することができました。弁護士が,夫に対する尋問中,夫に証拠を見せて問い詰めたところ,夫がBとの不貞関係を認めました。また,夫は退職前でしたが,夫が公務員であったことから,定年退職すれば退職金が支給されることはほぼ確実な状況でした。そのため,将来支払われる予定の退職金についての財産分与を請求したところ,退職前から一定金額を分割で支払い,退職時に残額を一括で支払う旨の調停が成立しました。